ヤマノネ、ありがとう
- 3月25日
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引っ越しは、なんだか人生の最後を物語ってるように感じた。いつまでも続くと思ってた生活、環境に一度終止符をうつ。
引越しの前日、なんだかもう二度とこの家のお風呂にはいることないのだなと思うと、とっても狭かったユニットバスのお風呂がいとおしくなる。そして、ベットに入り、天窓から見える月の光や、朝日、雲の動きはもう二度と見えないのかもしれないと思うと急に寝ることも起きることもちょっぴりさみしくなった。とはいえ、引っ越し翌日は魚教室があったので、段ボールに囲まれながらやれることはやっておこうと、出汁を引いた。もうあと何分かで引っ越しするというのに部屋中に鰹の香りが広がった。最後に段ボールに詰め込まずのこったのは紛れもなくキッチン用品だった。
自分にとって食べることやつくることが最後の最後まで歓びであり譲れないものでもあるような気がした。
この5年間は私にとって激動だった。「引っ越してきた時と今とでは別人になってるよ」とまで言われるほど。だからこそ、とても思い入れのある部屋で、不安でいっぱいなときも、忙しすぎるときも、うれしいことがあったときも、全部包み込んでくれる居場所だった。成長をずっと見守り支えてもらったような5年間。
けして広くはないけれど、天井が高く天窓と屋根裏部屋がついていて、不思議な開放感があった。朝は鳥のさえずりが聞こえて、通りすがる人は必ず挨拶をしてくれるいい場所だった。
ただただ感謝の気持ちでいっぱい。この部屋に出会えて、住めてよかった。

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